おでかけブログを書いているkonsanです。
今回の旅先は“京都”です。京都と言えば“お寺”を連想する方も多いほど、京都には歴史ある神社やお寺が多くあります。
そんな中、今回訪れたお寺は・・・
苔寺と呼ばれている“西芳寺(さいほうじ)”です。
“どこそれ??”
“初めて聞いた”
こう思った方いませんか??正直な話、学生時代、京都に住んでいた私も最近まで知りませんでした。

苔寺とは
・京都市西京区に位置し嵐山からバスで約20分
・120種類以上の苔に覆われた庭がある
・世界文化遺産
・聖徳太子やスティーブジョブスが何度も訪れている
・金閣寺や銀閣寺の庭のモデル
・完全予約制、入場料4,000円、12歳以下制限有り
“上級者の庭ですか!?”とも思えてしまう情報です。そんな庭・・・行ってみたくないですか??
庭を見るのが好きな私は惹かれてしまいました。
“大人1名 4,000円+手数料110円”
これは高い!!と思いましたが、なかなか無い機会、せっかく京都へ行くなら行ったことが無いところに行ってみたいそんな想いもあり行ってみる事にしました。冬の苔って寂しい感じがしそうで、4,000円も出す価値があるんだろうかと思いつつ行ってみたので、同じことを考えている方良かったら参考にして見て下さい。
こんな方におすすめ
- 冬の苔寺の様子を知りたい
- 苔寺について知りたい
【西芳寺(苔寺)】
場所:〒615-8286 京都府京都市西京区松尾神ケ谷町56
1.準備:苔寺へ行く前に知っておくべきこと

苔寺は清水寺や金閣寺、銀閣寺とは違って事前に知っておきたいことがあります。
それは・・・
“事前予約必須!!”
ということです。
知らずに、現地を訪れ入れず帰っていく人が何人かいます。近くに鈴虫寺があり、その流れで訪れる方も多いのですが当日、思いつきで行こうと思っても行けないので注意が必要です。

【苔寺へ行く前に知っておきたい情報】
・予約は①オンライン②往復ハガキいづれかで申し込み
オンラインは大人1名4000円+システム手数料110円(カード払い)
ハガキは現地で現金払いのみ
・申し込みは個人情報入力必要
※当日身分証明書の提示が必要
・乳幼児、12歳以下は制限有り(年数回のお子様日のみ入れる)
・参拝時間指定あり
※午前のみ
※2025年1月情報のため最新情報は公式HPでご確認下さい。

これだけ制限があり、料金も高くなっている為、静かな環境で人混みに困ることなく庭を楽しむ事ができます。
また、苔寺は広大な敷地で庭を歩くことができる為、歩きやすい靴がおすすめです!
その他、行く前に知っておくとより苔寺について興味がわくのは苔寺がどんなお寺が知ることです。

冒頭でもお伝えした内容と重複しますが、苔寺は1,300年と長い歴史があり歴史に出てくる著名人が多く訪れています。
一度に10人の声を聞き取れる伝説がある“聖徳太子”
“弘法大師空海”
金閣寺で有名な“足利義満”、銀閣寺の“足利義政”
Appleの創始者スティーブジョブズ
等、誰もが知る人物が訪れて感銘を受けています。

銀閣寺について以前ブログで紹介したのでよかったら参考にして見て下さい↓↓
もっと知りたいという方は公式HPを参考にして見て下さい。

それではこの後、苔寺へ行った体験談をご紹介します。
2.体験:冬の苔寺へ行く
京都駅からバスで約1時間、苔寺の最寄りのバス停に到着。

「苔寺・鈴虫寺」バス停から徒歩約3分の場所に苔寺があります。

バス停の近くには蕎麦屋さんがあります。さらに道を進むと田舎道です。

ひと気が無い道でやや不安になりますが、この道であっています。

苔寺に近づくにつれパワースポットでよく感じる“あの感じ”がします。静寂なひとときへと繋がります。
①受付

受付がある門に到着しました。
入口には案内看板があります。

事前に申し込みした際に、メールに届いたQRコードを準備します。受付の方に画面と身分証明書(運転免許所)を見せ、門をくぐります。ここで事前予約が必要なことを知らなかった方達はしぶしぶ帰っていました。

受付をすると、ポストカードと案内をいただきました。お部屋のどこかに飾っておこうかな。
②寺で写経

門をくぐると、すぐに立派な建物が見えてきます。

本堂です。ここで、まず写経を行います。

靴を脱ぎ中に入ります。
これがまた、冬は足が冷えます。静かな場所、“寒い、寒い、寒すぎる”心の中で叫びます。入口付近にはストーブがあり回復でき、建物内はトイレもあります。
本堂に入り、机に座り用紙を読み記載されている通り、深呼吸します。写経は初めてです。中は撮影NGです。

上の写真は説明用紙です。家に帰ってから撮影しました。
本番用の紙は別であり、筆ペンでなぞりました。正座をして書く人もいれば、椅子に座って書く人もいます。写経する場所は空いている席であれば自分で選ぶことができました。
写経した用紙は持ち帰ることができますが、持って帰っても困りそうなので今回は本堂にある専用の置き場に拝んで置いてきました。
➂庭園を散策
外に出て庭へと進みます。

ちょっとした屋根付きの建物には椅子があり、小休憩ができます。自販機もあるので庭を見ながら休むことが可能です。
先へと進むと庭の入り口が見えてきました。

楽しみにしていたので、どんな景色が待っているのか他ワクワクします。

冬でも意外と一部では苔がふさふさです。ここで私は今更ながらiPhoneのポートレート機能を使った撮影を知りました。

さらに足を進めると・・・

素敵な道。
ここはロープが張っており先へは進めません。誰も通ることができないため、人が入り込まずこのような撮影が可能です。

皇后陛下行啓記念樹、立派な松の木も植えられています。

いよいよ西芳寺庭園です。一周ぐるっとまわっていきます。

“苔寺”名前の通り、どこを見ても苔です。冬はやっぱりちょっと寂しい感じかもしれません。5月、6月の様子が気になります。

訪れたのは12月末頃ですが、今年は紅葉が遅かったこともあり色づいた紅葉の葉があちこちに見られました。

広大な敷地、どこまで続くのだろう。そう思いながら目の前の道を進んでいきます。

人数制限がある為、人が少なくゆっくり見られます。が、一人通れるほどの狭い道を進む為、後ろに人がいると“急がなきゃ”という気持ちにはなります。ゆっくり見たい方は道を譲って先に行ってもらうのが良さそうです。

こんなにも苔が生えた世界を見るのは初めてです。

池に映る木々と目に入る緑が美しく感じます。

寂しい感じの苔が多かったので元気そうな緑の苔を見ると嬉しくなります。

歩いても、歩いても道は続きます。池の真ん中の島らしき場所へと橋がかかっていますが、渡ることはできません。

神秘的な雰囲気です。もののけ姫に出てきそうな場所だなぁと思いながら進んでいきます。

池に一艘の船が見えてきます。だいぶ年季が入っているのっで使用されてはいなそうですが、いい雰囲気を見出しています。

落ち葉が沢山落ちているゾーンにやって来ました。秋は紅葉がとても綺麗に見えていた事でしょう。それにしても凄い量ですね。

秋のシーズン来たかったな…。

こうして、庭園入口へと戻ってきました。一周するのに約20分かかりました。
もう少し、ゆっくり歩いてもよかったかもしれません。ボリュームがとってもある庭でここに来られて良かったです!

人生で苔をこんなにも目にしたのは初めてで特別な日となりました。

苔寺の門をくぐってから、写経を行い、庭園を探索し、所要時間は1時間ほどです。静寂の中、この寺で心が洗われたでしょうか。なんだか清々しい気持ちです。
毎日、人混みに流されまいと歩く博多駅。耳をふさぎたくなるような日常。嫌なニュース。そんな日々が遠くに感じてしまうこのひと時。
不思議なものですね。
最初は“拝観料4千円、2名で8千円は高すぎ!”と思いましたが、実際訪れて“やっぱりちょっと高いかもしれない。でもこれだけの庭を維持するには妥当な料金だろう”と思いました。京都の観光地はあちこち人が多すぎて疲れてしまう為、人混みが無く、少人数で落ち着いて見る事ができる環境は最高です!!今回は冬だったので、今度は緑が生い茂った季節に訪れたいです。
3.まとめ

今回は冬の苔寺の情報をお届けしました。冬は苔がそんなに生えていないだろうと思い、そこまで期待せず向かいましたが意外と一部の苔は綺麗な緑でした。どこまでも広がる苔の世界は見ごたえバッチリです。
ここで情報のまとめです。
・苔寺へ行くには事前に公式HPで予約が必要
・人数制限年齢制限があるので要注意
・拝観時間が決まっている
・写経は本堂で行う(用紙は持ち帰りOK)
・本堂内の撮影、私語はNG
・庭は広く一周、約20分はかかる
・苔寺の所要時間は約1時間
(休憩を入れる方はもっとかかる)
冬なので寂しい感じもありましたが、これはこれでこの季節にしか見せない風景です。拝観料が高く、予約する手間もありましたが行って良かったと思えました。まだ、私のレベルでは著名人たちほどの感銘を受けるほどの刺激を受けれてはいないと思いますが次は5月、6月、又は秋に訪れて贅沢なひと時を過ごしたいと思っています。
苔寺は1月、2月は拝観できない時期となっているのが残念ですが、四季折々の変化を静寂の中、感じられる場所でおすすめです。通常、非公開の場所もあり苔寺はまだまだ魅力が隠された場所でもあります。
まだの方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
それでは今回はこの辺りで。
*最後まで読んで頂きありがとうございました*
2025-02-01