おでかけブログを書いているkonsanです。今回は広島日帰り旅で宮島へ行ってきました。
「短い時間でも絶景やグルメを楽しみたい!」という方にぴったりの、1.5時間で回る宮島観光プランを紹介します。

時間帯 | 行程内容 | 所要時間目安 |
---|---|---|
15:25 - 15:35 | 宮島口からフェリーで宮島へ移動 | 約10分 |
15:35 - 15:50 | 海沿いを歩いて厳島神社へ移動 | 約15分 |
15:50 - 16:00 | 厳島神社参拝 | 約10分 |
16:00 - 16:15 | 千畳閣へ | 約15分 |
16:15 -16:50 | 表参道商店街で食べ歩き&ショッピング | 約30分 |
17:00 - 17:10 | 宮島桟橋からフェリーで帰る | 約10分 |
行った場所のマップはこちらです↓↓
フェリーでの移動から厳島神社の参拝、食べ歩きグルメまで、実際に体験したリアルな旅の様子をお届けします。短時間で効率よく回りたい方はぜひ参考にしてくださいね!
こんな方におすすめ
- 宮島に行きたいけど時間が限られている
- 宮島を短時間でまわるポイントを教えて欲しい
- 宮島旅のリアルな情報を知りたい
項目
1.宮島へのアクセス|フェリー移動も観光気分!

今回、私は広島駅から宮島へ向かいました。広島駅から宮島へのアクセスはJRと路面電車と2パターンあります。
比較項目 | JR山陽本線(広島駅 → 宮島口駅) | 広電(広島駅 → 広電宮島口) |
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所要時間 | 約25分 | 約70〜75分 |
フェリー乗り場までの時間 | 約5分 | 約2分 |
運賃 | 420円 | 240円(均一運賃) |
速さ | ◎(最速ルート) | △(のんびり移動) |
快適さ | ◎(普通列車でスムーズ) | △(混雑・長時間乗車あり) |
観光気分 | △(通常の鉄道移動) | ◎(路面電車で街なか観光も楽しめる) |
ICカード対応 | ◎(ICOCA・Suica等 対応) | ◯(一部IC対応・現金可) |
本数・頻度 | ◎(本数多め、約15分間隔) | ◯(やや本数少なめ) |
JRの方が料金が高くなりますが、時間は半分です。

JR宮島口駅はやや古めでフェリー乗り場まで約5分の距離にあり少し歩きます。フェリー乗り場は駅から目の前に見えますが、もどかしいのは、見えるのにまっすぐ地上を歩けないということです。横断歩道がなく、地下道を通って渡らなければならない場所が一部あります。
一方で路面電車の方は・・・

リニューアルされた駅は綺麗でフェリー乗り場の建物が目の前です!!
フェリー乗り場の建物はお土産売り場やトイレ等があり、近年リニューアルされ綺麗に生まれ変わっています。建物内へと吸い込まれるように多くの人が入っていきます。
宮島行のフェリーは2種類あります。
比較項目 | JR西日本宮島フェリー | 宮島松大汽船 |
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運賃(片道) | 大人180円、小人90円 | 大人180円、小人90円 |
所要時間 | 約10分 | 約10分 |
運行時間 | 始発:6:25(宮島口発)、最終:22:42(宮島口発) | 始発:7:15(宮島口発)、最終:20:35(宮島口発) |
ICカード対応 | 対応(ICOCA等) | 対応(PASPY等) |
大鳥居便 | あり(9:10~16:10の便で大鳥居に接近) | なし |
移動時間はどちらも変わらない為、時短を優先している方はフェリー乗り場に着いた時に最短の出発時間の方を選んで乗るのがおすすめです。

どちらも料金、移動時間は同じですが、JRの方が鳥居に近づいて向かうので観光をより楽しみたい方はJRをおススメします。
今回、私はフェリーのりばに着き、早く出る方がJRフェリーでラッキーと思いました!
フェリーチケットについてはICカード対応のため券売機でわざわざ乗船券を買わなくてもタッチするだけでフェリーに乗る事ができスムーズでした。

15:35出発ということで遅めの時間だと思いましたが、平日のこの時間でも多くの観光客が並んでいます。ぱっと見、8割が外国の方です。その他は日本人観光客と地元の方、サラリーマンでした。
乗船すると、2階席と3階席があり自由に座れるスタイルとなっていました。2階の方が風よけとなるガラス張りの席が設けられており、3階はほぼオープンテラス席となっています。約10分の移動ということもあり、景色を楽しみたい人は座らずに立っています。
ほとんどの方が立って風を感じながら宮島方面を見ています。

JRフェリーは途中まで鳥居の方面へ進んでいくので、近づくにつれ、ワクワク感が高まります。

フェリーは回転せずそのまま出発するため、右側で乗船した方が鳥居が見やすいです。写真や動画を撮りたい方は席に座らず最初から右側で場所取りをしておくのがおすすめです。右側は人気の場所の為、他の観光客で見えなくなる可能性があるため注意が必要です。
フェリー乗り場に到着する頃、時短をしたい方は早めのスタンバイが必要です。
出入口が混みやすい為、到着予定より少し早めに出口でスタンバイすることをおすすめします。

15:37、無事宮島上陸です。
降りる時はICカードタッチ不要で船から降りるとそのまま出口へ向かい出る事ができました。
ここからは海沿いのルートを歩き、厳島神社へと向かいます。
2.絶景ルートを歩いて厳島神社へ

宮島のフェリー乗り場から厳島神社までは徒歩約15分ほどです。商店街を通って向かうルートの場合は15分以上かかります。今回は時短しつつ、宮島ならではの景色を楽しみたいため海沿いを通って向かうことにしました。

雰囲気をつかんでもらうために写真を多めでご紹介していきます。
海沿いの道を歩いて向かう楽しさ

宮島は日本三景の一つで美しい景色が広がっています。ちなみに、日本三景は宮島以外はどこかというと京都の天橋立と宮城の松島です。
宮島の海沿いを歩くと鹿を見ることができるのもポイントです。

フンも道に結構落ちている為、やや匂います。小さいフンがあちこちに落ちている為、靴は汚れてもいい靴を履いていくのがいいです。

瀬戸内海は穏やかなため、静かなひと時を過ごすのにピッタリの場所です。ですが、今回は時間が無い為、休憩はせず歩きながら景色を楽しむだけとなります。

普段、道を歩いていて鹿がいるということが無い為、あちこちに鹿がいるのが新鮮です。
海沿いを歩き進むと多くの人が集まっているエリアに到着します。
せっかく訪れたので、鳥居の撮影スポットで撮影をしましょう!!

誰でもこんな感じで鳥居の撮影ができます。
引きで見ると・・・

このような状況です。これまで数回、宮島を訪れたことがありますが今まで以上、多くの人がいて驚きました。さずが、インバウンドです。
干潮時であれば鳥居まで歩く事ができます。この日は19時前に満潮を迎える予定ということもあり、満ちてきている状況です。そんな中でも、撮影のため海に入る外国人...衝撃を受けました。

滞在時間が限られている方はどの状況で見たいのか事前に調べておくといいかもしれません。
鳥居方面の写真はよく見るかともいますが、反対側の様子も今回撮影してみました。

こんな感じです。まだ、完全に海が満ちていない為、砂浜エリアが目立ちます。満潮時は海に浮かぶ厳島神社へと変わるので時間帯によって変化を楽しめるのも厳島神社の魅力です。そしてこの日は一部改装工事中です。どうやらこの工事、2026年12月までかかるようでしばらくは養生で覆われた状況となりそうです。
厳島神社を短時間で参拝(約10分)

厳島神社の受付へやってきました。時間帯によってはこのように行列ができます。これはもう、タイミングの問題です。
参拝料金は大人1名300円です。参拝開始と終了時間は時期によって異なるため、早朝や遅めの時間に訪れたい方は公式HPで事前にチェックすることをおすすめします。

拝観料を支払い中に入ると入口が立派すぎて圧巻です。
中に入るといくつかお賽銭する場所があります。ここは人によってする、しない分かれてきます。多くの人が狙って行く場所は鳥居が正面に見える撮影スポットです。

これが人気で結構並びます。撮影の為、時間が取られます。時短優先の人はここを我慢して無くすか、他の場所を削る必要が出てきます。私は今回はあきらめ、遠目で鳥居の撮影を行いました。

鳥居の正面にある本殿を過ぎると人が一気に減ります。美しい厳島神社を参拝しながら、歴史ある建築物を拝見しつつ出口へと向かいます。
滞在時間10分は正直、短いです。お守りを買ったり、下に降りて砂浜から見たり、ゆっくりと歩く場合はもう少し時間が欲しいところです。初めて厳島神社を訪れる方も時間がもう少し欲しくなりそうですが、普通のスピードで歩いて、さっと参拝する場合は10分でまわることが可能といえます。
3.千畳閣から見る絶景&静かなひととき

厳島神社を拝観した後は神社の裏の通りを歩き、千畳閣(せんじょうかく)へ向かいます。雰囲気がよく、まるでタイムスリップしたかのような町並みが素敵で癒されました。
千畳閣は厳島神社の受付があった場所のすぐ近くにある階段を上った場所、丘の上にある建物です。

瓦屋根の大きなあの、建物です。宮島へ訪れた方でも厳島神社に近いというのに存在を知らず、行かずに帰ってしまう人が多くいます。これはもったいないです。宮島を楽しみたい方はぜひ、訪れて欲しい場所です。
千畳閣とはどんな場所
・正式名称は豊国神社ですが床が広く畳千枚敷けるということから千畳閣と呼ばれるようになった。
(実際は857畳の広さ)
・豊臣秀吉が戦没者供養のために創設を命じたが彼の死により工事が中断され未完成の木造建築物。
・奉納品等の展示物や景色を楽しめるスポットとして人気。
景色を楽しむだけではなく歴史を感じることもできる場所です。ただ、行くには体力が必要です。

階段が結構、きついです。普段、汗をかかない私もこの階段を一気に登り切ると息切れし、汗が出てきました。

時刻は16時、到着しました!!
後ろの五重塔が工事中なのが残念です…。工事が終わればここから朱色の五重塔が見えます。こちらも厳島神社と同じく2026年12月まで工事が続く予定です。
千畳閣の拝観料は大人1名100円です。

中に入ると、大迫力の空間が・・・

ご立派です!!未完成ということもあり、壁無しの解放感溢れる空間が広がっています。風通りがよく涼しいです。
階段を上って疲れたので少し座って休憩します。

日頃のストレスが飛んでいきそうです。静かで癒される空間、落ち着きます。時間があったなら、ここでもう少し、くつろぎたいところですが食べ歩きも楽しみたいので商店街へと向かいます。
4.表参道商店街でグルメとショッピング

来た道とは別のルートで下ります。五重塔の近くに階段があります。そこを下ると右側にトンネルがあります。近くには町屋が並んでおり、雰囲気のある町並みが見られます。通りを進んで、人が多くいる方向へと進むと飲食店が多い商店街へと入っていきます。
いろんなお店があり、目移りしてしまうところです。そんな中、気になるお店を見つけました。

しゃもじのお店です。宮島のしゃもじは縁起物と言われおり、人気です。このお店ではしゃもじがミニストラップになって販売されています。

一つ一つ手書きで文字が書かれており、可愛いしゃもじのストラップです。種類が多いので通りにチェックして見て下さいね!
続いて向かったのは、宮島名物揚げもみじ饅頭です。

宮島商店で揚げもみじを販売するお店が増えましたが、今回訪れたのは揚げもみじ発祥店の紅葉堂です。

注文すると待ち時間はほぼ無くすぐに揚げたてを食べられます。

価格は1本200円です。価格は他のお店も同じです。味はあんこやチーズ、チョコ、カスタード等、品揃えはお店によって異なります。今回、私が選んだ味は瀬戸内レモン味です。他のお店には無く、いろいろ見た中であったのがこのお店でした。
揚げもみじはサクッとして、熱々クリームがとろっとして甘いスイーツです。宮島へ来たらこれは食べておきたい一品です。
商店街の中を歩いていると、めずらしい建物を見つけました。

TOTO宮島おもてなしトイレです。
広くてお洒落な建物で綺麗なトイレが無料で使えます。観光地での綺麗なトイレはありがたいです。食べ歩きで手を洗いたい場合や化粧なおしをしたい時にも利用可能です。今回は時間が無い為、利用していませんが2階には休憩スペースがあり、歩き疲れた方はこちらで休むこともできます。
トイレ休憩を終え、港の方へ歩き進みながら、宮島名物の焼き牡蠣が食べられるお店を探しました。いつくかありますが、2個で600円のお店が多く、さっと食べるのに1個販売のお店を探していたところ、発見しました!!

かきふくまるです。生産者直営店ということもあり、他のお店よりちょっとお手頃です。

しかも、私が求めていた1個売りもあります。250円で2個買うよりもお財布に優しく、気軽に広島牡蠣を味わう事ができます。

1番人気の焼き牡蠣です。レモンと醤油をかけ頂きました。座る場所が無いので、立ち食いです。
香ばしい磯の香りを感じながらかぶりつくとぷりっぷりで味が濃厚でした。そしてこの後、しばらく口の中は牡蠣臭でした。
この後、近くにあったやまだ屋本店を訪れました。もみじ饅頭で有名なお店です。このお店はもみじ饅頭だけではなく雑貨販売もしています。

ヒノキを使ったしおりが可愛くて惹かれました。この後知りましたが、これ広島駅のエキエでも販売されていました。やまだ屋のもみじ饅頭は広島駅でも買える為、ここでは買いませんでした。特に限定品はありませんが、食べ歩きで人気のミニもみじ饅頭がこのお店の人気ポイントとなっています。今回は忘れていたので買わずでした。

港近くに戻ってきました。再び鹿を発見!!この鹿たちとも、そろそろお別れです。
最後に港から道路を挟んで目の前にある、広島のもみじ饅頭の中でトップと言われるにしき堂に立ち寄りました。宮島限定品を探していきましたが、パッケージが宮島限定なだけで物は広島駅でも買えるものばかりだった為、ここでは何も買いませんでした。
ソフトクリームの販売や無料で試飲できるお茶等があるので、最後に食べ歩きをしたい方は立ち寄ってみるといいかもしれません。急がれる場合は特段変わったものは無い為、省いてもいいお店かと思いました。

16:50、駆け足で終えた宮島旅もこれで終わりです。商店街は時間が無くても見るだけでも楽しめます。また短時間で買い物ができる場所も多く、予め行きたいお店を絞ってまわると効率よくまわることができると感じました。
17時出発のフェリー便で帰ります。来る時とは異なり、宮島松大汽船に乗りました。3階のテラス席で風を感じながら瀬戸内海の雰囲気を楽しみつつ、余韻に浸りながらのフェリー移動です。
5.まとめ|短時間でも宮島をしっかり満喫できた!

今回は1時間半という限られた時間の中での宮島観光でしたが、定番の厳島神社の参拝、近くの千畳閣の立ち寄り癒され、商店街での食べ歩きができ宮島を短時間で満喫することができました。
短時間の旅でも、ルートを工夫すれば宮島の魅力をぎゅっと味わうことが可能です。

短時間だとどうしても、各所の滞在時間が短くなり、ゆっくりと歩いてあちこち回ったりする余裕がなくなりますが、「時間がないけど観光したい」「日帰りでちょっとだけ立ち寄りたい」という方にも、十分満足できるコースだったと実感しています。
ぜひこの記事を参考に、あなたも気軽に宮島へ足を運んでみてくださいね!
以前、訪れた宮島と違って今は海外観光客も増え、飲食店等の新しいお店も増えたり、施設も変わったりと新しい発見ができました。次はもう少し時間をかけて、ゆっくりと散策できる時にまた訪れたいです。
厳島神社は潮の満ち引きで見方が分かるので、違った楽しみ方になるので、次に宮島を訪れる日が楽しみです。
それでは良きお出かけを!
*最後まで読んで頂きありがとうございました*
2025-05-24