おでかけブログを書いているkonsanです。
今回は、私が実際に行って体験した「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」についてご紹介します。

バルーンフェスタとは
・毎年秋に佐賀市嘉瀬川河川敷で開催される国内最大級の熱気球イベント
・競技飛行やバルーン係留体験など朝、昼、夜で見どころが異なる
・佐賀が一番盛り上がる日と言われている
国内だけではなく、世界中から熱気球が集まり、空に舞い上がる光景は圧巻です!一度は訪れたい大人気イベントでもあります。年に1度の数日間だけしか開催されないイベントということもあり、とにかく混雑がすごく、事前に知っておかないと大変な思いをしてしまうこともあります。この記事では、行ったからこそわかったリアルな体験談を元に、行く前にチェックしておきたい注意点や見どころをまとめてご紹介します。

こんな方におすすめ
- 初めて佐賀バルーンフェスタに行く予定の方
- バルーンフェスタの混雑やアクセス方法が気になる方
項目
1.知っトクポイント①:とにかく混む!行き帰りと宿泊予約の注意点
佐賀バルーンフェスタは、世界中から熱気球ファンがのみならず、ひとめ見ようと地元の方や各地から多くの人が集まる人気イベントです。そのため、会場と会場周辺はとにかく混雑します。佐賀だからといって、なめてはいけません。この日は佐賀が大変な状況となります。特に行き帰りの交通や宿泊予約については、事前に知っておかないと大変なめにあいます。
ここでは、私が実際に体験して感じた「混雑対策のポイント」をまとめたので紹介します。
行き帰りの列車は指定席がおすすめ

佐賀バルーンフェスタへ日帰りで行く場合、特に博多方面からは列車が大混雑します。
私は2年前に自由席でバルーン佐賀駅に7時到着を目指して向かったのですが、早朝にもかかわらず乗車直前に長い行列ができていていました。幸い余裕をもって駅に着いていたので席に座る事ができましたが立ちっぱなしの人が多くすぐ横の通路に人が立っている状況のため、やや気まずさがありました。
快適な移動をするには、できるだけ指定席を事前に確保しておくと、安心して会場まで向かえます。指定席の方が料金は高くなりますが、確実に座れて、周りの目を気にせず移動ができることを考えれば、指定席がおすすめです。
夜は帰宅難民になる可能性が高い

バルーンフェスタは夜のライトアップが特に人気です。イベント終了後は、多くの人が一斉に帰宅するため、駅や列車の混雑はピークに達します。私もライトアップを楽しんだ後、混雑を回避するため終了よりもやや早めに会場を後にしましたが、駅へ向かうとすでに改札に入る人の列が約500m(徒歩にして約5~8分)ほどの行列ができていました。臨時で列車が出ていても、数十分に1本ペースでしか車両が来ないため、帰宅するのに非常に厳しい状況です。
SNSでつぶやきを調べていましたが“帰宅難民”の声が多数あがっていました。また、毎年このような状況の様子です。
一体、いつになれば乗れるのか分からない状況ということもあり、考えた結果・・・
バルーンさが駅の1つ前の駅、久保田駅まで徒歩で歩くことにしました。
その距離は約3.2km、徒歩約45分とかなりの距離です。道も暗く分かりづらさもありましたが、同じことを考える人が数名おり、久保田駅に行くと30名ぐらいの人がいました。無事列車に乗る事ができ、バルーン佐賀駅に停車した時、大勢の人がまだまだ列をなしており、乗れない人が多くいました。大変な思いをしましたが、歩いてひとつ前の駅から乗れて良かったと思えました。
一方、車で来た人も会場の駐車場が大渋滞で出られない様子でした。様子を見ていると何人かは、少し距離がありますが近隣の駐車場に停めていました。この方達は慣れているのか、賢い人だと思いました。混雑を見事に回避し、帰っていく人はバルーンフェスタの混雑状況を事前に把握されている方です。
帰宅難民にならない為には、帰りの時間に余裕を持つ、あるいは少し早めに会場を離れる、会場からの移動手段ではなく少し離れた場所からの移動を計画など、帰宅計画は余裕をもって立てることがおすすめです。
行くと決めたら宿泊予約はできるだけ早めに!
バルーンフェスタの開催日は周辺ホテルや旅館の予約がすぐに埋まってしまいます。
博多からであれば日帰りでも問題ありませんが、遠方からの観光で宿泊を検討している場合は、開催日の数か月前には予約しておくのが安心です。特に唐津や佐賀市内のホテルは、イベントと重なる期間はかなり混み合いますので、早めの計画が大切です。
“毎年、予約が取れない!”“空いていても高額!”といったケースを見かけます。
バルーンフェスタは朝早いこともあり、私も安いところで宿泊を検討しましたが、すでに良いところは埋まっていました。会場のみならず佐賀県内の観光地はどこも、この期間は埋まりやすいため行くと決めたら早め早めをおすすめします。
2.知っトクポイント②:時間帯によって異なる!おすすめは夜!
佐賀バルーンフェスタは、一日中同じ内容ではありません。時間帯によって行われる競技やイベントが違うため、いつ行くかで楽しみ方が大きく変わります。公式HPに情報が掲載されているので事前にスケジュールをチェックしておくと、見逃したくないイベントをしっかり押さえられます。また、日にちによってもイベントが異なるため、何が気になるのか見たいのか確認しておきましょう!
朝のイベントへ行ってみた

朝7時すぎの状況です。早朝にもかかわらず、河川敷には多くの人が集まっています。河川敷の階段はすでに埋まっており座る事ができません。佐賀バルーンフェスタは席取り合戦です。いい席は初心者では抑える事ができませんでした。
それでも、これまで見たことが無い、バルーンが次々と飛び立つ光景に感動しました。

早朝ではありますが、本格的な熱気球競技が行われています。時間内に飛び立てなかったバルーンは得点対象外(不参加)となってしまいます。
初心者のためルール等はよくわかっていない状況で行きましたが、アナウンスが流れているので見ていると徐々に理解できます。分からないことも多々ありますが雰囲気で楽しめました。メイン会場はとにかく人が多いですが、河川を挟んだ向こう側も多くの人がいました。河川の向こう側の方が人が少ないので見やすそうだなぁと少しうらやましく思いました。

この年はYouTubeで人気のえがちゃんねるから江頭2:50とブリーフ団が参加していました。遠目だったためよくは見えませんでしたが、会場は大盛り上がりで楽しませてくれました。
そして、これを機にえがちゃんねるを見るようになった私です。

空に浮かぶ、複数のバルーンが広がる世界。初めて見る光景に不思議な気持ちです。早起きが苦手な私でもこの日は早起きしてバルーンフェスタにこれて良かったと思いました。
夜のバルーンフェスタへ行ってみた
夜は「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」と呼ばれるライトアップイベントが行われ、音楽に合わせてバルーンが一斉に光り輝きます。
これが幻想的な雰囲気で日中とはまったく違う感動が味わえます。
昼間は会場を出て、佐賀市内で観光をし開始の30分前に会場に戻ってきました。
驚いたのは日中でも人が多かったのに、夜になるとその倍の人が訪れていました!!駅も人が多く思うように前に進めず…。
会場に着いたと思ったら、人がギュウギュウで見る場所を確保するのに困りました。やっと見つけた場所は、かなりバルーンの近くです。

日中飛んでいたバルーンも地上に大集合です。イベントが始まると、音楽が流れ始めました。洋楽やJPOP等聞いたことがある名曲が流れてきます。音楽にあわせてピカピカと光り出します。
アナウンスの女性の声で
「バーナー、オーン!!」といった瞬間!!

全バルーンが点灯します。とっても綺麗な光景です。
朝も感動的でしたが、夜の方が鳥肌が立つほど感動する光景でした。会場の人達がスマホのライトを照らす場面もあり、これだけの人がいるのに会場が一体となる様子もありました。バルーンフェスタが人気イベントということに納得できます。
3.知っトクポイント➂:天候や風の強さで中止する可能性もある
熱気球は、風や天候の影響をとても受けやすい乗り物です。
晴れ予報でも急に風が強くなったり、大雨が降ったりすると安全を考えてプログラムが中止・変更になることがあります。その情報を知ってから私も「飛ぶかな…?」とドキドキしていました。開催日が近づくにつれ、佐賀の天気予報を何度かチェックしていました。
行く前には最新の天気予報と公式HPで開催予定を必ずチェックしておきたいところです!
参考までに過去中止になったケースを調べてみました。
年 | 中止・制限になった内容 | 原因 |
---|---|---|
2019 | ・午後の競技「キー・グラブ・レース」などがキャンセル ・「パシフィック・カップ」も中止 |
風が強く競技の安全性が確保できなかったため |
2021 | ・最終日(11月6日)の午前競技が中止 | 朝の強風による安全確保のため |
2024 | ・開幕日の午前競技が風の影響で中止 ・河川敷の冠水で一部イベントや出店が中止 |
強風や大雨による影響、安全性の問題 |
2024年は天候の大きな影響を受け、開催日の数日前に一部中止が決定されニュースで取り上げられていました。また出店予定のお店の人達は多くの在庫をかかえ大変な状況に…。
佐賀の一大イベント、今年は天候に恵まれ無事開催できることを願います!!
4.知っトクポイント④:会場について事前に場所チェックをするべし!
佐賀バルーンフェスタの会場はとても広く、普段はのどかな河川敷がこの期間だけ“お祭りムード”に変わります。
当日スムーズな移動とイベントを楽しむためには会場内の動線や施設について事前に知っておくのがポイントです!
最寄り駅はこの日だけの「バルーンさが」駅

会場の最寄り駅はJR長崎本線の「バルーンさが駅」です。この駅は、開催期間だけ登場する臨時駅でレアです。JRなので博多駅や佐賀駅の移動にも便利で電車で訪れる人はとても便利です。
駅では臨時のスタッフが数名います。手渡しで切符の確認が行われます。

仮設感のある駅です。昼間は利用者が落ち着いていますが、朝と夜は大混雑となります。

のりばは長崎方面の1番のりばと博多・佐賀駅方面の2番のりばと分かれています。
どちらも屋根が無く、本数が少ないため日中の待ち時間はきついです。日によっては暑さ対策、雨対策が必要です。
屋台多数!!現金を持って行くべし!

会場内には地元グルメやB級グルメの屋台がずらりと並びます。上記の写真は屋台の終盤で少ししかないように見えますが、高架を越えた先には屋台が集結しています。唐揚げやラーメン、佐賀牛コロッケなど誘惑がいっぱいです!
ここでの注意点は、支払いは現金のみというお店が多いということです。少し現金(小銭)を多めに持参すると安心です。

私は会場で持って歩いている人が多かった「もちもちポテト」を購入しました。熱々の出来たてで、気球を見ながら外で食べるポテトはいつも食べるマックのポテトよりも格別に美味しく感じました。
各企業のイベントも開催!無料サンプルも!

バルーンフェスタの会場には協賛企業のブースがあります。そこでは、子ども向けの体験イベントや景品がもらえる抽選会、食品メーカーの試食などが開催されることもあります。無料サンプルや限定グッズをゲットできるチャンスなので、ぶらりと立ち寄るのもイベントを楽しめるポイントの一つです。
トイレは仮設が数台
会場には仮設トイレが設置されます。場所によっては男女一緒なところもあります。個人的には仮設トイレが苦手なため、行く前からトイレ問題の心配をしていました。仮設トイレが嫌という方はだいぶ離れた場所の公衆トイレを利用する方法もあります。
仮設トイレを利用する場合も数が限られているので注意が必要です。場所や時間帯によっては混雑も発生します。早め早めに利用しておくと安心です。小さなお子さん連れの方は特に要チェックポイントです!
4.知っトクポイント④:あわせて周辺観光するのがおすすめ!
バルーンフェスタは競技が朝や夕方に集中しているので、昼間の時間をうまく使って周辺観光を楽しむのがおすすめです。
特に開催期間中は、佐賀や唐津でイベントも重なっているので、一緒にチェックしてみると旅がぐっと充実します。
佐賀バルーンフェスタと同じ時期に、佐賀県内の唐津市では「唐津くんち」という豪華絢爛なお祭りが開催されます。唐津神社を中心に曳山が町を練り歩く姿は迫力満点で、こちらも多くの観光客でにぎわいます。スケジュールによっては両方楽しむことも可能なので、予定に余裕がある方や佐賀県内で宿泊予定の方は唐津まで足を延ばしてみるのもおすすめです!

佐賀市内は街中のあちこちに恵比寿像があり、その数は830体以上で日本一です。いろんな格好の恵比寿さんがあるので書く観光地を巡るのにチェックして見て下さい。
佐賀市内おすすめのスポットはこちらです↓↓
・大隈重信旧邸:明治の元勲、大隈重信の生家で歴史を感じられる場所。
・佐賀城跡:広い堀と復元された本丸御殿が見どころ。歴史好きには外せません。
・バルーンミュージアム:気球の歴史や仕組みを体験できる施設。雨の日でも楽しめるのが嬉しいポイントです。
特にバルーンミュージアムは、佐賀ならではの観光スポットです!

館内には実物大の気球模型やバルーン競技の体験があり、子どもから大人まで楽しめます。実際バルーンを目にした後に行ったので、理解しやすかったです。バルーンについて、歴史やなぜ飛ばす事ができるのか等、見るだけではなく体験を踏まえて学ぶ事ができました。

ミュージアムは新しく、1階から2階まであり、佐賀のお土産が買えるショップやカフェも入っています。私はここで佐賀でつくられているブラックモンブランのアイスを食べました。この日は外が暑かった為、冷房の効いた部屋で快適に過ごす事ができました。
【佐賀バルーンミュージアム】
■場所:〒840-0831 佐賀県佐賀市松原2丁目2−27 2F
■営業時間:10:00-17:00※入館は16:30まで
■入館料:大人1名500円
5.まとめ
佐賀インターナショナルバルーンフェスタは、色とりどりの熱気球が空に舞う、年に一度の感動的な大イベントです。
私が体験して感じたポイントをまとめると・・・
・交通や宿泊は混雑するので、早めの計画と指定席確保が安心!
・朝・昼・夜で楽しめる内容が異なるため、時間帯ごとの見どころをチェック
(おすすめは夜と朝)
・天候や風の影響で飛ばない場合もあるので、天候は要チェック
・会場は広く屋台や企業イベントも豊富!事前に場所や切符を購入しておくとスムーズ
・周辺観光も充実!佐賀市内や唐津のイベントと組み合わせるとより充実した日に!
早起きや列車の混雑など少しハードルがあるイベントではありますが、それを乗り越えてでも佐賀のバルーンフェスタは見る価値があります。特に夜のライトアップは写真映えも抜群で、思い出に残る体験になること間違いなしです!
あと、会場は広く歩くことが多い為、歩きやすい格好と日焼け対策をおすすめします。
持って行って良かったものはこちらです↓↓
【持って行って良かったもの】
・レジャーシート:座る場所が野外のためお尻を汚さない
・ペットボトルの飲み物:会場は自販機があるが高い
・除菌シート:屋台でお手拭きはつかないため
・現金:現地での切符購入や屋台で買う時に必要
・タオル:汗を拭いたり、手を洗うのに必要
・モバイルバッテリー:スマホの充電が切れると撮影も帰宅経路確認が困難
実際行った経験を元に今回情報をまとめてみました。今年行く方の参考になれば幸いです。
それでは良き旅を!
*最後まで読んで頂きありがとうございました*
2025-09-14